こんばんわ!今日も放射線のことを勉強していくでちっ!
前回は日常生活ですごい身近に放射線が出ていることを自然放射線を中心にお勉強したでちっ!
放射線は自然に存在する自然放射線と、人が作り出す人工放射線があるけど、今日は僕たちの日常生活で人工放射線がどんなところで使われているのかをお勉強するでちっ!
人工放射線は、医療、農業、工業、環境保全、研究などいろいろな所で利用されていて、放射線の種類や性質は自然放射線と変わりなく、人体への影響も自然放射線と変わらないでちっ。
それでは、どのようにして利用されているのか詳しくお勉強していくでちっ!
医療での利用
まずは医療でどのように放射線が使われているのかお勉強でちっ!
- X線診断(レントゲン、検査CT検査、透視検査(胃透視など))
- 核医学検査(PET検査、SPECT検査)
- 放射線治療
- 医療機器の滅菌(医療機器に放射線を当てると、付着した微生物を死滅させることができる。)
検査に関しては、ぬしが専門にお仕事しているでちっ!
今度詳しくお勉強していくでちっ!
農業での利用
- 品種改良
放射線を当てることで、突然変異の発生率が上がり、新たな品種の作成を促すことができます。 - 食品照射
食品に放射線を当てることで、腐敗の原因となる細菌やカビを死滅させて鮮度を維持することができます。日本では発芽防止目的でのみ、食品照射が行われています。
※照射されたジャガイモは放射能(放射線を出す能力)を持つことはなく、数か月間保存することができるようになるそうです。 - 害虫駆除
農業害虫に放射線を当てることで不妊化したオスを大量に放つと、次世代の発生率を徐々に低下させ根絶することができます。ウリウミバエでの放射線利用が良く知られています。
突然変異に、細菌やカビの退治…。放射線おそるべしでちっ!
工業での利用
- 非破壊検査
放射線が物質をすり抜ける力を利用して、内部構造を見たり、壊れている場所を探すことができます。空港での手荷物検査がその例です。 - 厚み計、液面計
放射線を物体に当てて、その吸収された量の違いから物質の厚みを知ることができます。 - 高分子加工
ゴムに放射線を当てることで、強度を高めたラジアルタイヤを製造したり、耐熱性を高めた電化製品のコードを製造したりするなど、材料の加工などに利用されています。 - 半導体加工
半導体の回路露光や不純物の導入に放射線が利用されています。
空港での手荷物検査は見たことのある人が多いんじゃないかな?
ゴムの強さも変えられるとはさらに放射線おそるべしでちっ!
環境保全での利用
- 下水汚泥処理、排ガス処理
放射線を当てることで、下水や排ガスを殺菌することができます。
研究での利用
- 年代測定
生命体に含まれる炭素14(放射性物質)の濃度は、生きている間は一定に保たれますが、死んだ後は増えることはなく、崩壊し続けます。したがって、遺物の炭素14の残量を調べることで、何年前に死亡したのかがわかるようになります。(年代測定)
放射線で生き物の歴史を知ることができるんでちね!
じつにおもしろいでちっ…。
まとめ
今日は人工放射線がどのように使われているのか学んだでちっ!
まとめていくでちっ!
- 医療分野
X線撮影やCT検査などで利用されています。また、医療器具の滅菌などにも利用されています。 - 農業分野
品種改良やジャガイモの発芽防止のために放射線の照射がされています。 - 工業分野
空港での手荷物検査や、ゴムに放射線を当てることで強度の高いタイヤや耐熱性の高い電化製品のコードが製造されています。 - 研究分野
放射性物質である炭素14の割合を調べることで、遺跡や遺物の年代測定に利用されています。
放射線は本当にいろいろな所で利用されているでちっ!すごいでちっ!
今日は人工放射線の利用についてお勉強したでち。
次回は人工放射線がどのくらいの量で利用されているのかお勉強していくでちっ!
今日はおしまい!またでちっ!!
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