【必見!】レントゲン検査とは~放射線技師の仕事編~

放射線
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こんにちわ!

今日はいよいよ放射線技師がかかわる検査についてお勉強していくでちっ。

まずはレントゲン検査。放射線技師が行う検査の中で1番一般的な検査で、放射線技師がいる病院などでは大体はする検査でちっ。

レントゲン検査はどんなことをする検査なのか、どんな機械で検査するのか、どんな写真が撮れるのかなどを見ていくでちっ!

レントゲン検査って何をするの?

レントゲン検査は放射線を体に当てて、体からすり抜けてきた放射線を機械で読み取って、体内の写真を見ることができるものです。

レントゲンはX線を使いますが、X線は硬い骨などはすり抜けにくく、筋肉や皮膚はすり抜けます。その違いを使って体の中のものを映し出すことができるのです。
簡単に言うとかげ絵に似ているかもしれません。光を物に当てると、後ろのかべにかげができます。レントゲン写真では、エックス線を写す専用のフィルムがかべになります。フィルム上でエックス線が当たると黒く、当たらない部分は白く写ります。歯や骨は硬いのでX線はすり抜けにくいので、レントゲン写真では歯や骨は白っぽく、筋肉などは黒くなっているのです。

この白黒の違いを写真で見て、病気がないか、異変がないかを簡単に見ることができます。
ですので健康診断で胸部レントゲンを撮ったり、病気の検査で比較的短時間で検査することができます。

患者は放射線技師の指示に従って、息を止めたり、体を動かさないようにするだけです。
整形領域の検査では、いろいろな方向から写真を撮ったり、体を動かしたりして検査をすることもあるので、放射線技師の指示に従ってください。

どんな機械を使うの?

どんな機械を使ってレントゲン写真が撮れるのでしょうか。

まずはX線を出す、X線管球。大きな電圧や電流で電子を調整してX線を出します。
X線を出す原理はとても専門的になるので、またゆくゆく説明をしていく予定です。

次は体をすり抜けたX線を読み取り写真にする検出器(フィルム)。体をすり抜けたX線の量の違いを計算して、白黒の区別をつけます。今の機械は技術が進み、X線を出すとほぼラグなしで写真を見ることができます。
健診などで胸部のレントゲンを撮ったことがある人は見たことがあるのではないでしょうか。ここに胸をつけて、顎をくぼみに乗せて写真を撮ります。また台の上に寝てもらって検査をすることもありますので、寝台に検出器が備わっている物もあります。

次はX線出力装置です。X線の強さや量を調整します。検査をする部位によりその条件を変える必要があります。ある程度は施設ごとに決まっていますが、患者さんの体格や部位により微調整をしています。
たくさん出せばよいというものではないので、放射線技師が責任をもって管理しているのです。
条件を決めたらスイッチを押すことで放射線を出すことができます。このスイッチは国家資格を持っている放射線技師や医者などしか押すことはできません。

国家資格がないと押せないボタン。。。
押してみたいでちっ。

また放射線を出す際には、放射線技師も検査室の中にいると放射線を受けて被ばくをしてしまいます。それを防ぐために検査室の外に出て放射線を出すようになっています。その際に患者さんの様子が常に見れるようにドアや壁に窓がついています。このドアや窓は放射線が通らないように鉛が含まれている厚い構造をしています。ですので放射線技師は被ばくをすることがなく安心です。

検査室のドア、鉛を含んだ窓がついていて中が見える。

しかし、高齢の方や大けがをしている患者さんなど、支えが必要になる場合もあります。その時は検査室の中に入ったまま写真を撮りますが、鉛が含まれているプロテクターを着ることで放射線による被ばくの量を抑えるように心がけています。(しかしこれは結構重たいので、ずっと来ていると腰を痛めます。)

放射線を出すためにいろいろな機械があって、きちんと使うためにいろんな仕組みがあるんでち。それを操るのが放射線技師でちっ!

どんな写真が見れるの?

レントゲン検査ではどんな写真が見れるのでしょうか。

人体模型を撮った写真を見てみましょう。
人体模型はこんな感じのものです。

人体模型(胸部)

人の胸部を再現したもので、骨や肺などの構造を模擬しているものです。
これをレントゲン写真を撮るとこんな感じになります。

実際の人の胸部もこのようにレントゲンで写りますが、ここに何が写っているのでしょうか。
大きな部分を解説します。

レントゲンの仕組みで説明したように、骨など硬い部分はX線がすり抜けにくく白く写り、肺は大部分が空気なのでX線がすり抜けやすく黒く写るようになります。

では肺の中に病気があるとどのように写るのでしょうか。
先ほど見た人体模型の写真に白色の目印を3つ貼り付けています。この目印が上のレントゲン写真に写っているのですが、どこにあるかわかりますでしょうか。
正解はこの記事の最後に出しますので、ぜひ最後までご覧ください。

レントゲン検査ではこのほかにも整形関係の膝や手、腹部など体全身を撮ることができます。検査する部分によって写真の撮り方は大きく異なりますので、放射線技師の技術力が試されるのです。特に整形分野の検査では関節などをしっかり写真に写してあげないと診断がつけられない場合もあるので、熟練した技術が必要になるのです。

放射線技師は毎日試行錯誤して写真を撮っているのでちね!

まとめ

今日はレントゲン検査について簡単に学んだでちっ。
まとめるでちっ!

  • レントゲンは体の構造のよって放射線のすり抜けやすさが違うことを利用して写真を撮る。
  • X線を出すための機械、体をすり抜けたX線を読み取る機械などいろいろな機械を操作している。
  • 検査をする部位によってX線の強さを変える必要があり、放射線技師がその調整をしている。
  • X線を照射できるのは放射線技師、医者や歯科医師のみである。
  • 検査により生じる放射線から放射線技師を守る構造がなされている。
  • レントゲンではあらゆる部位の写真を撮ることができ、放射線技師の腕の見せ所である。

レントゲンについてわかったでちかな?
放射線技師の日々の鍛錬が詰め込まれてる検査でちっ。

今日はこれでおしまい!またでちっ!

人体模型に貼り付けた目印の見え方

上記で書いていた人体模型に貼り付けた目印はここに写っていました。

肺はほとんどが空気なので、X線はすり抜けやすいです。そこに何か物があると、肺と比べると白く写って見えるわけです。

ですので、肺がんなどの病気が肺の中にあると白く写って見えたりするということです。
健康診断などで撮る胸部レントゲン、侮るなかれ。

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