【必見】放射線技師って?~放射線技師の被ばく~

放射線とは
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こんばんわ!

今日も放射線技師についてお勉強していくでちっ!

前回は放射線技師の活躍する場所や、休みや残業について、あと放射線技師とほかの職種との違いについてお勉強したでちっ!

そんな放射線技師は放射線のプロで、検査のために放射線をたくさん使うでち。でもそうなると放射線技師自身への被ばく(放射線を浴びること)の量は多いのかな?
これを知らないと放射線技師は怖い、危ないと思ってしまうかもしれないでちっ。

放射線技師は国で定めている放射線に関係する法律に沿って放射線を管理したり、放射線技師が被ばくをできるだけ少なくするための決まりがたくさんあるでちっ!

詳しくお勉強していくでちっ

放射線技師って危険な仕事?

放射線技師はその名の通り放射線を使います。

福島原発事故等でニュースでも取り上げられたように、放射線には危ない、体に良くないというイメージを持つ方が多いと思います。

そのイメージから「放射線技師は危ない、怖い」「放射線技師になりたくない」と思ってしまっている方もいるのではないでしょうか?

確かに10年以上前はそうだったみたいです。

今は放射線に関する法律もたくさんあり、放射線を浴びた量をしっかり管理したり、病院の内装が放射線を防ぐための構造になっています。

放射線技師さんが放射線に当たらないように考えられているんでちねっ!

ぬしもこれで安心でち。

放射線マーク?

病院でこんなマークの看板を見たことはありますか?

これは放射線マーク(放射能標識)でハザードシンボルの一種です。
放射能、または放射線に対する注意を促し、危険を伝えるために放射線マークは生まれました。一般の方にとっても最も身近なところだと、病院のレントゲン室周辺で見ることが出来ます。大学の実験室にもこの放射線マークが掲げられているところがあります。放射能や放射線はレントゲン等の診断の際、または実験の時にも使われることがあります。

たとえ微量でも放射能、放射線を扱う場所や放射線を発する機械のある場所では原則この放射線マークをかかげておくことが法律で義務付けられているのです。

放射線マークの基本的なデザインは黄色の背景に黒の絵で、中心から三つの葉が飛び出すデザインとなっています。この三つの葉はそれぞれα線、β線、y線を表しており、中心となる原子核からそれぞれの放射線が飛び出している様子を簡単に表しています。

放射線マークは放射能、放射線の危険を知らせる非常に重要なマークです。今後もこのマークがある場所には十分注意するようにしてください。

放射線マークと合わせて、日本語での注意書きがかかげられている場合もあります。
また、このような看板がある場所で放射線技師は働いています。看板で危険を知らせるとともに、患者様が余計に放射線を浴びないように放射線技師が注意を払っています。

放射線マークがあるところに放射線技師。

ぬしもそこにいるでちっ。

検査での被ばく

検査によって放射線技師が受ける被ばくの量はどのくらいなのかな?

専門的な言葉が多くてわかりにくいと思うけど、興味のあるところをお勉強してほしいでち!

検査のことは今後もっと詳しくお勉強するでちっ!

・レントゲン検査での被ばく

患者さんを撮影する準備をして、X線を出す準備ができたら部屋の外にでます。
外に出たらドアを閉めて撮影します。

部屋の壁は、X線を通さない分厚いコンクリートや鉛でできています。このような構造も法律により細かく決められており、X線が外まで漏れてこないように設計されています。

ですので被ばくすることはまずありません。

しかし、外に出てから撮影をすることができない場合もあります。
足腰が弱くて一人で立てないお年寄りの方、じっとすることがむずかしい小さなお子さん、手術後などである姿勢を保つことがむずかしい患者さんなどの検査の場合、放射線技師が患者さんの体を支えたまま撮影をすることがあります。

X線の大部分は患者さんだけに向けられますが、体や撮影台から跳ね返った放射線の一部(散乱線)をあびることがあります。しかしほんの少しです。

さらに、このような場面ではプロテクターと呼ばれる鉛入りの防護服を着ますので、問題になることはありません。

・CT検査での被ばく

CT検査でもX線を使いますが、撮影するときには検査室の外で操作をするので被ばくすることはありません。

X線透視での被ばく

バリウム撮影やERCP、嚥下検査などではX線を使った透視装置を使います。
こちらも、基本的には部屋の外での操作になるので被ばくすることはありません。
胃透視は放射線技師が行う施設が多く、検査室内で放射線を出しながら検査をしますが、室内に入る場合は、プロテクターや鉛入り眼鏡(水晶体を守る)などを使って防護します。

・核医学検査での被ばく

核医学検査は、RIと呼ばれる放射線物質を体の中に投与して行う検査です。
被ばくする場面としては、放射性医薬品の調剤時と撮影時です。

調剤は放射性同位体(RI)と目的の化合物を標識する作業です。鉛のフード内での行うので被ばくは限定的です。

撮影時は、患者さんの体内から出てくる放射線(ガンマ線)を浴びます。特にPETの場合、患者さんの体内から漏れてくる放射線も多いです。
できるだけ患者さんからの距離をとり、接する時間を減らすなどの工夫が必要ですが、問題になるほどの被ばくをすることはありません。

血管撮影・心臓カテーテル検査

一番被ばくする可能性が高いのが、血管撮影・心臓カテーテル検査です。
どちらもX線透視をしながら、血管内にカテーテルと呼ばれる細い管を入れて行う検査・治療です。

カテーテルから造影剤を流して血管の走行を確認しながら行います。難しい症例だと、数時間の検査になり、X透視による被ばくが多くなります。

放射線技師は、カテーテル操作には関与せず部屋の中と外を行ったり来たりして、検査をサポートしながら撮影を行います。常にプロテクターを付けて、被ばくが最小限になるように努めます。

他の検査に比べて被ばく量は多くなりますが、同僚も含めて制限値を超えたことはありません。

放射線技師のバッジ?

放射線技師が働いていて、自分が放射線をどのくらい受けてしまったのか、どうしたらわかるのでしょうか。放射線は目に見えないし、ゲームみたいに体にゲージがたまるわけでもないし。

そこで登場するのが個人線量計ガラスバッジ)です。
放射線によるフィルムの感光作用を利用した放射線測定器のことで、個人の外部被爆線量の測定などに用いられます。

簡単に言うと、業務中ににどれくらい自分が被ばくしたのかを測定できる小さな測定器です。

ケースには、オープンウインドウ、プラスチック、銅、アルミニウムの4種類のフィルタがあり、X・γ線・β線の測定に利用されます。
放射線の種類によって透過する力の違いを利用して、測定をしています。

毎日このガラスバッジをつけて検査を行い、一か月ごとに特定の業者に郵送をしています。そこでどのくらい被ばくしたのかを個人ごとに計測して、その報告書が次の月に送られてきます。
その集計をもとに病院でそれぞれ個人の被ばくした量を管理しています。
もし過剰に受けてしまっている場合は法律により仕事ができなくなる場合があります。(よほどでないとないことです。)

他にも放射線の量を測るための測定器はたくさんあります。今後紹介できたらと思います。

ガラスバッジ、、、。被ばくの量を正確に管理することで、放射線技師がたくさん放射線を受けないように徹底されているんでちね。安心でちっ!

まとめ

今日は、放射線技師の仕事をするときに検査によって被ばくはどのようなものなのか、また放射線を多く浴びないための決まりなどをお勉強したでちっ!

少し難しい言葉も出てきたけど、また今度詳しくお勉強していくでちっ!

まとめるでちっ!

  • 放射線から放射線技師を守るための法律がたくさんあり、放射線の管理も徹底されている。
  • 放射線マークがある場所では放射線が使われている。(放射線技師の活躍の場)
  • 検査によって被ばくの場面が異なるが、基本的には人体に影響はない程度
  • 時には患者さんのために体を張って検査をするが、放射線から自分の身を守る方法がある。
  • ガラスバッジを常につけていて、放射線の量を測定できる。

難しい内容が増えていくけど、わからないことがあったらお問い合わせをしてほしいでちっ!

ぬしが丁寧に教えてくれるでちっ!

今日はこれでおしまい!またでちっ!

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