こんばんは!
今日も前回の続きで、放射線技師についてお勉強していくでちっ!
前回のお勉強では、放射線技師は放射線のプロであり、そのお仕事をするためには国家試験を受けて放射線技師免許を取得することが必要だと学んだでちっ。
また、放射線技師は放射線を使って体内の写真を撮って、お医者さんが病気を見つけることを助けることができる「命の写真家」で病院の「縁の下の力持ち」だったでちっ。
今日は放射線技師はどこで働いてるのか、放射線技師の働き方、放射線技師と病院で働くほかの職種との違いをお勉強していくでちっ!
ぬしはどこで働いているのかな?それでは見ていくでちっ!
放射線技師はどこで働いているの?
放射線技師はどこで働いているんでち?
放射線技師の主な就職先は、病院やクリニック、健診センターなどの「医療機関」です。
病院は一概に病院ではなく、がん治療を専門にしているがん治療センターなどある部門に特化した施設で働くこともできます。
※病院やクリニックについては最後の「ねずさんの豆知識」で解説します。
また最近では、医療機器メーカーに就職したり、始めは病院に就職してからメーカーに転職する人、大学院を卒業後に研究所などの「企業」で働く人も多くなっています。
企業の中でも、電力会社や原子力発電所などで働く放射線技師もいます。
放射線技師さんはいろいろな所で働けるでちね!
ぬしは病院で頑張っているでちっ!
放射線技師のお休みや残業は?
放射線技師はお休みがきちんととれるのでち?
まずは簡単に表を見てみるでちっ!
病院で働く
休み:週休2日制、4週8休制でシフト制が多い(夜勤などがなければ基本土日祝休み)
看護師さんよりは夜勤が少ない。
残業:患者さんが多く検査が終わらない→施設によるが、いつもではない。
研究、勉強会などで残業になることもある→日々勉強、スキルアップのために
夜勤:オンコール、当直など施設により異なる。
有給:複数の技師がいる→ある程度取得が可能
1人技師体制→アルバイトが代理で来てくれることもあるが、取りにくいことが多い。
※当直やオンコールについては最後の「ねずさんの豆知識」で解説します。
勉強会とかがあるけど、経験はたくさん積めるでちっ。
夜勤、当直もたくさんすればお金がっぽりでちっ!
クリニックで働く
休み:定休日があり、週休二日制が多い。
残業:患者さんが多く検査が終わらない→施設によるが、いつもではない。
夜勤:なし。
有給:複数の技師がいる→ある程度取得が可能(病院より人数は少ない)
1人技師体制→アルバイトが代理で来てくれることもあるが、取りにくいことが多い。
夜勤がなく、施設によるが病院ほど患者数が多くはないイメージでち。
技師が少ないと有給は取りづらいけど、決まった休みがあるでちっ。
健診センターで働く
休み:週休二日制が多い。
残業:予約制のためほぼ定時で帰れる。
夜勤:なし。
有給:閑散期はとりやすい。その期間に長期休暇をとり、旅行や実家に帰る人もいる。
休みがしっかりとれるので、自分の時間を大事にしたい人にはいいでちっ!
医療機器メーカー(企業)で働く
休み:土日祝休み
残業:医療機関に訪問したり、その他の業務もあり多忙なため多い。
夜勤:なし。
有給:多忙だが、スケジュールを調整すれば取得可能。
多忙で自分の時間は少なくなるかもしれないけど、その分お給料は高くなるでちっ!
自分が何を重視しているかでどこが合っているかは変わってきます。
個人的な考えは次の通りです。
- 経験をたくさん積みたい、いろいろな機械を操作したい、いろいろな病気を検査・撮影したいという方は病院
- あまり忙しすぎるのは大変、自分のペースで仕事がしたいという方はクリニック
- 休みを充実させたいという方は健診センター(経験は病院ほどは積みにくいかも)
- たくさんお金を稼ぎたい、臨床での検査以外の仕事がしたい、プレゼンが好きという方は企業
ぬしは病院で働いているでち。いろいろな経験を積んで、お勉強をしているでちっ。
大変なこともあるけど、いろいろな検査を学んでいるでちっ。
放射線技師と他の職種との違いは?
病院ではいろいろな職種の人たちが仕事をしています。
どんな職種があるのでしょうか、下の図を見てみましょう。
もちろん他にもたくさんの職種があります。いろいろな職種のスタッフが協力して病院を担っています。このうち医師を除く医療従事者を総称してコメディカルといいます。
放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士もコメディカルになりますが、これらの違いが良くわからないという方が多いのではないでしょうか。比較していきましょう。
放射線技師については今までにお勉強したから、臨床検査技師と臨床工学技士について詳しく見ていくでちっ!
おさらいしたい人は下のリンクからでちっ!
臨床検査技師の仕事内容
患者の採血や生物学的な検査を行います。
大きく分けて以下の2つです。
・生体の一部(血液、髄液、組織など)や排泄物(尿、便、喀痰)を検査する「検体検査」
患者さんから得た検体と呼ばれるものを調べて、目に見えない状態を数値化することができる。
・心電図や呼吸機能、超音波(心エコー、腹部エコー)検査などの「生理検査」
患者さんに直接検査を行い、得られた情報から機能などを把握することができる。
国家資格のため国家試験を合格しなければならない
男性と女性の比率3:7と女性が多い
勤務先は病院、診療所、臨床検査センター、製薬会社、医療機器メーカーなど
最近ではCOVID-19に対するPCR検査も臨床検査技師が担っているでちっ。
臨床工学技士の仕事内容
人工心肺装置や人工呼吸器、人工透析機などの「生命維持管理装置」を操作することで、患者さんの命を守ります。また病院のエンジニアとして、院内にある医療機器の保守・点検などの安全管理を行うのも業務の1つです。
患者さんの命に直結する「生命維持管理装置」を熟知しているのは臨床工学技士のみです。
国家資格のため国家試験を合格しなければならない
男性と女性の比率7:3と男性が多い
勤務先は病院、診療所、医療機器メーカーなど
1987年に国家資格として誕生し、医療職の中でも比較的新しい仕事でちっ!
まとめ
今日は放射線技師の働き方や、ほかの職種との違いを簡単にお勉強したでちっ。
まとめるでちっ!
- 放射線技師の活躍の場は病院、クリニック、健診センター、企業で自分が人生において何を重視しているかで適している職場が変わる。
- 病院はいろいろな職種の人たちが協力して病院を担っている。
- 放射線技師、臨床検査技師、臨床工学技士は
・放射線技師…放射線を使って体内の写真を撮り、診断の補助をする。
・臨床検査技師…患者の採血をしたり、生物学的な検査を行う。
・臨床工学技士…生命維持管理装置を操作することで、患者さんの命を守る。
病院はいろいろなプロの人たちが集まって患者さんを守っているんでちね!
これからもよろしくお願いします!
ねずさんの豆知識~ねず豆~
今日のねず豆!
病院とクリニックの違い、夜勤と当直について説明するでちっ!
病院とクリニックの違い
・病院…ベットが20床以上
・クリニック…ベットが19床未満
診療所・医院=クリニックです!
当直とオンコールも説明するでちっ!
当直とオンコール
・当直…入院患者や救急車で運ばれてくる人が、緊急で検査をしなければならない状況があり、その際にすぐに対応できるように夜に病院に泊まり待機すること
・オンコール…病院でなく自宅で待機し、検査の必要があると呼ばれて病院に向かう体制
施設によって当直かオンコールかは異なります。
わかったでち?
今日はこれでおしまい!またでちっ!
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