おしえて！放射線技師って？Part1

こんばんは！

前回はぬしの話を聞きながら放射線技師のことを簡単にイメージできたでちっ！
今日はもう少し詳しく放射線技師について学ぶでちっ！

放射線技師は体内の写真を撮影してお医者さんが病気を見つけるサポート役で病院の「縁の下の力持ち」「命の写真家」だったでちっ！（僕が勝手に名付けたでちっ。）

そんな放射線技師はどんな人たちだろう？放射線技師の資格ってどんなものだろう？

ぬしの仕事が気になるでちっ！見るでちっ！！

放射線技師ってどんな人？

お医者さんやや看護師さんは皆さんもよく知っていると思いますが、放射線技師ってどんな人？って思うことが多いと思います。
放射線技師について今日学ぶポイントをまとめましょう。

今日のポイント！

放射線技師は放射線の専門家

この学習帳で放射線は身近にあることを学びました。様々な所で使われてはいますが、医療で使うとなると体に放射線を当てすぎると大きな障害も出てきます。そこで、検査や治療において放射線の量を調整できるのが放射線技師です。

病院でのレントゲンやCTの検査は病院のスタッフならだれでもできるわけではなく、放射線に関して専門の勉強をして資格を持っている「放射線技師」が使えるのです。

お医者さんや歯医者さんも検査機器を使うことはできますが、技術が発達し機器の高度化や検査の複雑化が進んだことで、放射線を利用した検査機器の操作は放射線技師が担当するのがほとんどです。

放射線技師にはどうやってなるの？

ではそんな放射線技師はどうしたらなれるのでしょう。

放射線技師になるためには、文部科学大臣・厚生労働大臣・都道府県知事が指定する専門学校や大学の放射線技術科専攻などで３年以上放射線技師になるための勉強をして、放射線技師免許（国家資格）を取ることで放射線技師として働くことができるようになります。

放射線技師はいろいろな機械を使います。また、体の中の写真を撮るので、体の臓器や血管などの構造やその役割も知っておくべきです。

そのため学校ではそれぞれの検査で使用する機械の特性や原理、体の構造やその役割、機械で撮影した際の体内の見え方やより良く見えるようにするための方法、また放射線が体に与える影響など様々なことを学ぶことになります。

放射線技師免許を取るのはむずかしいの？

放射線技師免許を取ることはむずかしいのでしょうか？
免許は国家資格なので、国家試験を受けることになります。この国家試験の合格率は７０％前後です。
国家試験は１年に１回、２月に行われます。

ちなみに放射線を扱うので物理がメインの勉強をします。じゃあ物理が苦手なら向いてない？と思う方もいるかもしれませんが、そういうことはありません。

病院の「命の写真家」「縁の下の力持ち」

放射線技師は放射線を使って体内の写真を撮って、お医者さんが病気を見つけることを助ける役割があります。

放射線を使うことで、体の中にがんがないかや、炎症が起きていないかなどを写すことができます。放射線技師が写真を撮るので、すぐに患者さんの体内を見ることができます。よって、お医者さんよりも、だれよりもいち早く患者さんの病気を見つけることができるかもしれません。

実際に病気を見つけるのはお医者さんになりますが、そのサポート役としてたくさん貢献できるのです。

まとめ

• 放射線技師は放射線のプロ
• 放射線の検査は放射線技師がほとんど行っている
• 放射線技師免許を取るには国家試験を受けなければならない
• 放射線技師は患者さんの命の写真家、病院の縁の下の力持ちでお医者さんのサポート役

ねずさんの豆知識～ねず豆～

放射線とは英語で”Radiation”（ラジエーション）といいます。
ドラマの「ラジエーションハウス」はこの英単語が由来です。

またX線撮影を英語で”Radiography”といいます。この「ねずさんのラジオロジー学習帳」のURL”nezugraphy.com”は　ねず＋Radiographyが由来です。