放射線って怖いの？まとめ編

こんばんわ！今日も放射線のお勉強をしていくでちっ！

前回は人工放射線がどのように使われているのかお勉強したでちっ！
今日は日常で身近な放射線がどのくらいの量なのかをまとめて見ていくでちっ。

病院でレントゲン検査や、CT検査などに放射線が使われてるけど、受けて大丈夫かな？
病気の経過観察をすることになって、またレントゲン検査やCT検査を受けることになったんだけど、何回も受けて放射線の影響は大丈夫なの？

放射線のことをあまり知らないと不安しかないと思うでちっ。
でも大丈夫、人工放射線と自然放射線の種類や性質は変わりなく、人への影響も変わらないんだ！
むしろ自然の放射線よりも検査で使用する放射線の量のほうがすごい少ない場合が多いんだ！

今から詳しくお勉強していくでちっ！

体への放射線の影響をまとめてみよう

• 放射線と体の健康の関係
  放射線をたくさん浴びるとがんになりやすいという話をきいたことがあるのではないでしょうか？そういったイメージが多いように思います。
  実際どうなのでしょうか。
  日常で身近な自然放射線と人工放射線について学びましたが、それらを比較していきましょう。

• レントゲン検査よりも東京～ニューヨーク間の航空旅行のほうが多い
• 胃透視のX線検査と1人当たりの自然放射線（年間）の量は大体同じ
• CT検査で受ける量と同じくらい、またはそれ以上の自然放射線（年間）が出ている地域が存在する。（インド/ケララ、イラン/ラムサール）
• 短い期間に100ミリシーベルト（mSv）以下の少しの放射線を受けることでがんなどの病気が増えるというはっきりとした証拠はみられていない
• 放射線によるがん治療では多量の放射線を当てる（緻密な計算を重ねたうえでがんに放射線を治療するうえで最低限の量あてる）
• 多量の放射線を一度に受けると、不妊や白内障の原因となる

放射線のプロが量を管理している！？

また、普通の生活を送っていても、がんは色々な原因で起こると考えられていて、低い放射線量を受けた場合に放射線が原因でがんになる人が増えるかどうかははっきりしていません。
そこで、国際的な機関やプロの放射線技師たちが、色々な研究を重ねて、医療などで使用される放射線に関してできるだけ少ない量を保つような決まりがあります。
このような低い線量やゆっくりと放射線を受ける場合について、がんになる人の割合が原爆の放射線のように急激に受けた場合と比べて2分の1になるとしているのです。
放射線技師もその一人でいかに少ない放射線で病気をきちんと見つけられるか努力しているのです。

• 仮に蓄積で100ミリシーベルトを1000人が受けたとすると、およそ5人ががんで亡くなる可能性があると計算しています。現在の日本人は、およそ30％の人が生涯でがんにより亡くなっていますから、1000人のうちおよそ300人ですが、100ミリシーベルトを受けると300人がおよそ5人増えて、305人ががんで亡くなると計算されます。
  自然放射線であっても人工放射線であっても、受ける放射線量が同じであれば人体への影響の度合いは同じです。

まとめ

• レントゲン検査よりも東京～ニューヨーク間の航空旅行のほうが多い
• 胃透視のX線検査と1人当たりの自然放射線（年間）の量は大体同じ
• CT検査で受ける量と同じくらい、またはそれ以上の自然放射線（年間）が出ている地域が存在する。（インド/ケララ、イラン/ラムサール）
• 短い期間に100ミリシーベルト（mSv）以下の少しの放射線を受けることでがんなどの病気が増えるというはっきりとした証拠はみられていない
• 放射線を使った検査をするうえで、放射線のプロたちがその量をできるだけ少ない量を保つように日々努力している（放射線技師もその一人）
• 放射線を受けたくないから検査を受けない、というのも一つの考えですが、病気を見つけられるかもしれないというメリットも考慮していきましょう。

おさらい